FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

RCMについて(その12) ~ キーコントロールはどれか?

前回のつづきです。

ITDMCのMC側である「照合」の内容は下記の通りでした。

⇒入力担当者が仕訳入力後、経理課の上席者は、買掛金一覧表、振替伝票とを会計システムのモニターで表示される仕訳の情報と照合し、問題が無ければ振替伝票及び買掛金一覧表に承認印を押印する。

当該コントロールは、会計システムへのインプット側の資料と、アウトプット側の情報とを照合しているのですから、直接的には「処理」及び「集計・報告」に関係するリスクに対応するコントロールと理解することができます。

この「照合」と言う作業を実施しているときに、経理課の上席者が、買掛金一覧表が適切に購買管理システムから出力されたものであることを確認していればどうなるでしょうか?
また、振替伝票と買掛金一覧表への押印が、当該確認作業が終了したことの証となる証跡であったとしたならばどうなるでしょうか?

使えますよね?

しかも、この証跡の有無をチェックするだけで、「処理」に係るリスクのコントロールと、「集計・報告」に係るリスクのコントロールの運用状況に係るテストを同時にできるのです。

「経済性」の意味がお解りになったでしょうか?

したがって、②のリスク内容に対応するコントロールであるITDMCは、「正当性」を担保するコントロールであると(適切に運用されているならば)言えると考えられます。

以上より、(その10)で私が問いかけた、
「買掛金一覧表の把握を誤るリスク」に付された、3つのコントロールは、上記3つの視点を満たすのでしょうか?

に対して、例示列挙した3つのコントロールは、「正当性」、「正確性」、「完全性」の3つの視点を満たすと言える事になります。

さらに、これら3つのテストに「経済性」があり、かつ、「実施可能性」があれば、キーコントロールとして選定されることになります。

(まとめ)
キーコントロールは
①「正当性」、「正確性」、「完全性」を満たし
②「実施可能性」が高く
③「経済性」の高いもの
が、選定される。


12回に分けて、RCMにおけるリスクとコントロールについて説明させていただきました。

NEXT CENTURYでは、このように、思い付きでは無く、確かな理論に基づいて財務報告に係る内部統制の構築支援コンサルティングを実施させていただいております。

私たちの考え方に基づいてJ-SOX制度に対応すると、無駄な作業が大幅に軽減される可能性がありますので、一度弊社のコンサルティングを活用することをご検討頂けたら、幸いに存じます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

nextcentury

Author:nextcentury
大阪市中央区にある公認会計士が手がけるコンサルティング会社。
主に内部統制コンサルティングや財務デューデリジェンスの支援業務を行っています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。