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「一般に公正妥当と認められる監査の基準」について

こんにちは、NC大西です。
公認会計士らしく(?)、本日は会計監査の拠り所となる監査基準について書きます。

公認会計士の監査は、「一般に公正妥当と認められる監査の基準」(以下、「GAAS」といいます。ヒ素ガリウムではありません・・・)をメルクマールとして実施されるのですが、具体的に何を指すのか説明できる人が世の中にどれくらいいらっしゃるでしょうか?

たぶん、平成14年以前に監査論の勉強をした人は100人以下(うそ)。

平成14年1月25日に企業会計審議会より公表された「監査基準の改定について」前文二2において、具体的に記されています。

監査基準とこれを具体化した公認会計士協会の指針により、我が国における一般に公正妥当と認められる監査の基準の体系とする

ここで言う「監査基準」は、企業会計審議会が公表しているものを指します。
現行基準は、平成21年4月9日に公表された「監査基準の改訂に関する意見書」が該当します。

それでは、「公認会計士協会の指針」は?
公認会計士協会の監査基準委員会報告書第26号「監査実務指針の体系」(以下、「基26号」という。)で明確にされています。

本報告書は、「監査基準の改訂に関する意見書」(平成14年1月25日 企業会計審議会)の「前文二2」における「監査基準とこれを具体化した日本公認会計士協会の指針により、我が国における一般公正妥当と認められる監査の基準の体系とする」に基づき、日本公認会計士協会が公表する監査及び監査に関する品質管理に関する実務指針(以下「監査実務指針」という。)の範囲を明確にし、その体系を示すことにより、監査の基準に関する全体的かつ体系的な理解に資することを目的とするものである(基26号第1項)。

監査実務指針には、監査基準委員会報告、品質管理基準委員会報告、監査・保証実務委員会報告、IT委員会報告及び銀行等監査特別委員会報告が含まれる。ただし、会計処理に関する監査人の判断の基準を示すことを目的とした監査委員会報告等は含まない(基26号第2項)。

日本公認会計士協会が公表する監査に関する研究報告(以下「監査研究報告」という。)には、監査・保証実務委員会、IT委員会等が公表する研究報告が含まれる。監査研究報告は、監査実務指針を実務に適用するにあたっての留意する事項や具体的な適用方法を例示し実務上の参考として示すものであることから、監査実務指針を構成するものではない(基26号第3項)。


公認会計士は、上記GAAS(監査基準+監査実務指針)を遵守しなければ「しばかれる」(訴えられたら負ける)ことになるかも知れないですねぇ・・・orz

関係ないですが、基26号には用語集が付録として付いておりまして、これは各監査実務指針に散らばっている用語の定義を一つにまとめたものです(IT委員会報告を除く)。会計監査独特な言い回しを理解するには役に立つと思います。

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株式会社NEXT CENTURY




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Author:nextcentury
大阪市中央区にある公認会計士が手がけるコンサルティング会社。
主に内部統制コンサルティングや財務デューデリジェンスの支援業務を行っています。

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